しーくれっとハムのひとりごと

ROM専が時折もらす独り言です。

あいまのはなし

吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。

※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。

<1980年代>

・雑誌「小説June」に6回シリーズで連載される

・カセットブック版「間の楔」制作される

<1990年代>

・雑誌掲載の6回シリーズがハードカバー単行本化される

・雑誌「小説June」に「間の楔-異聞 ミッドナイト・イリュージョン」3回シリーズで連載される。後にハードカバー単行本化される。

OVA旧版製作される

・ドラマCD「DARK-EROGENOUS」制作される

 

以上が80年90年代の「間の楔」のメディアミックス化も含めた流れだと思います。

作品が持つ根強い人気が分かります。

注)時系列等の正確性は甚だ疑問がありますがご容赦ください。

 

その人気は2000年代に突入しても衰えず今度は作者による大幅な加筆修正版「間の楔」が登場しました。

私は書店のBLコーナーに平積みされたクリスタル文庫版「間の楔」を見た時の嬉しい驚きを今でも覚えています。

(*^-^*)

ところが加筆修正版「間の楔」は紆余曲折の経緯があったみたいです。第6巻「衝動の引き金」までは比較的短いスパンで刊行され、私も続刊を楽しみにしました。それがある時を境にパタッと止まってしまったのです。当時の私には大人の事情(笑)が分からず、ただ続きが気になるばかりでした。何しろアノ出戻り後の顔見せパーティーは始まったばかりです。

(//∀//)

それが暫くの時を経てキャラ文庫版の第一巻が書店に再登場しました。私は「どーゆーこと!?」と驚きながらも、あとがきを読み「そういうこともあるんだ~」と切なくも納得しました。何より続きを読めることは単純に嬉しかったです。

\(^o^)/

★ただ変わったのはレーベルだけではありませんでした。アレは私的には絶対に変わって欲しくなかったですね・・・・。

それについては別の機会に・・・って書けるのかな

(;^ω^)

 

注)ここから先は全て私の勝手な憶測ですのであしからず。

もしレーベルが変わることなく全巻無事に刊行されていたなら、私達の目に触れたのは本編のストーリーだけだったのかな?と考えたりします。

加筆修正版「間の楔」自体は書き下ろし作品ですが、レーベルがキャラ文庫(徳間書店)に移り、雑誌「小説Chara」とのタイアップやキャンペーンの機会に恵まれたことが特典小冊子等の形で幾つもの番外編が世に出ることができたのではないかと思えたからです。他にはやはり90年代に続くメディアミックス化(OVA新版やドラマCD)も大きいと思います。

★因みにOVA新版も経緯が色々と複雑だったみたいです。それについては別の機会に・・・って書けるのかな?

(;^ω^)

 

向かって上が OVA全巻購入特典応募者サービス小冊子 番外編「ファイルZERO」
向かって右が キャラ文庫全6巻完結記念全員サービス小冊子 「間の楔 番外編」
向かって左が キャラ文庫間の楔」シリーズ完結記念執着愛フェア 番外編 「幻惑の夜」

              小説Chara vol.25掲載 「Musk」

   ドラマ「間の楔」シリーズ全巻共通特典ペーパー 「疵」

・・・とは言えども、上記品はどれもプレミアが付いています。特に高価なのがOVA全巻購入特典小冊子「ファイルZERO」で一万円を下らない価格で取引されています。

Σ( ̄□ ̄lll)

※「駿河屋」「まんだらけ」「メルカリ」「Yahoo!オークション」のサイトで確認しました。

なので誰でも気軽には読めないのが現状です。

(T_T)

でも嬉しいお知らせがあります。雑誌「小説Chara」に掲載された「Musk」が電子限定版で配信されました!!

(*´∀`*)ウレシイ(*´∀`*)ウレシイ(*´∀`*)ウレシイ(*´∀`*)ウレシイ

価格も非常にお手頃です。因みにAmazonのリンクを貼りましたが、他の電子書籍サイトでも配信されています。

※「コミックシーモア」「Renta!」「ebookjapan」のサイトを確認しました。

・・・何か宣伝みたいな記事になりましたが、私は業者の回し者(笑)ではありません。

 

<あとがき>

第一回目のネタがまさかの”ねこずな”だったので第二回は真面目(マトモ)な記事を書こう!と決めて書いたのですが、何か宣伝記事みたいになってしまいました。

でも掲載号自体が定価の何倍もの値段に跳ね上がり、入手困難となった番外編「Musk」を読める事は多くの「間の楔」ファンにとり朗報だと思います。なので急いで記事に盛り込んでみました。

・・・私のブログでは恐らく宣伝効果はゼロですが

(TдT)

因みに記事のタイトル「あいまのはなしたち」は上記の小冊子等で描かれた、本編の合間(あいま)には様々なストーリーがある事と の字の読み方”あい”と”ま”二つを重ねて付けました。

 

<追記>

今回の記事はかなり私の個人的推測を入れて書いています。なので正確性は担保できませんのであしからず。

ただ、キャラ文庫全6巻完結記念小冊子のあとがきで作者が

"この『あとがき』を書いている時点で、すでに(中略)あー、やっぱり書き残しちゃったなぁ・・・・・・とか思っているので。"

吉原理恵子著「間の楔 番外編」(キャラ文庫間の楔」全6巻完結記念全員サービス小冊子・徳間書店)P73より抜粋

と述べているので書かれていないエピソード自体は裏設定も含めて相当数ありそうな感じではあります。