しーくれっとハムのひとりごと

ROM専が時折もらす独り言です。

じゅねたんぼう③

「はじめてのBL展」開催終了から2週間が経ちました。気が付けば7月末で連日猛暑の日々です。やはり主催者様への敬意もあり、展覧内容を記事にするのを迷うこともありました。でも前記事「じゅねたんぼう②」のブログ更新ツイートにまさかの角川武蔵野ミュージアム様がいいねを下さる光栄な出来事もありました。

(*^-^*)

次はいよいよBLのメディアミックス化の歴史です。

CB『カセットJUNE発売当時の反応について』によると

ウォークマンの登場も契機になったそうです。確かにBLをこっそり聴くのにピッタリですね。

(//∀//)オオ・・

”目に見えないぶん創造力を刺激してくれ、妄想がもっと膨らんだり、独特の雰囲気があります。耳元で囁くようなポイントも良くて思った以上の大成功になりました。”

そして声優の故塩沢兼人氏は”当時美形悪役で一番有名だった”そうです。

当時はカセットテープですが今ではCDに変わり、BL作品は今現在に至るまで数多くドラマ化されています。その先駆けもまたJuneでした。改めてBL文化の発展に果たした功績の大きさが伝わってきます。

上段真ん中が「間の楔」のカセットブック。作品初のメディアミックス化です。その貴重なカセットJUNE版をCD化した「塩沢兼人メモリアル」も下段右端に展示されています。

続くCBドラマCD、カセットなどの発売、そして・・・・・では、BL作品がついに映像化される流れが書かれています。その作品こそがカセット版も好評だった「間の楔」です。


f:id:secretham:20230730151636j:image

 

”恐る恐る”制作されたOVA版「間の楔」の前半。しかも販売形式は雑誌Juneでの通信販売だけだったそうです。それでも後編が制作されるほどに売れた訳ですから原作は勿論、OVA版の名作ぶりが伝わってきます。

因みに作者は加筆修正版「間の楔」の第1巻(Chara文庫・徳間書店)のあとがきで、OVA化を振り返り"あの当時は『JUNEって無謀なチャレンジャー』"と述べています。

※BLのメディアミックス化についてはBL展の第3章「花開くBL文化」でも述べられています。

こうして"B5の薄い体裁で、変わった内容の雑誌"Juneから始まったBL文化は90年代以降に更なる発展を遂げていきます。

その流れはBL展の第2章「やおい やまなし・おちなし・いみなし」と第3章「花開くBL文化」で語られていますが、再びここで一回終えます。続きは次回?とします。

 

<あとがき>

私のJune探訪自体は一応これで終わりです。相変わらず何をどこまで書いて良いのか迷いました。でも「間の楔」のOVA化については、つい力(チカラorリキ)が入ってしまいました!ただ会場で見たカセットJUNE版「間の楔」を見ると、やはり時代を感じました。記録媒体がカセットテープなのは勿論、道原かつみ氏が描いたパッケージイラストも80年代的でした。私の写真では小さくて見にくいとは思いますが。

(*_*)

リキは黒のジャケットの下にインナーを着ていません。それにイアソンのコスチュームは私的に・・・・に見えてしまいます。それも何かの形で語れたら、と思います。かなりのぶっちゃけになりますけど!

<余談>

「じゅねたんぼう」は3週連続でブログ更新したかったのですが、先週は夏風邪でダウンしてしまいました。熱自体は一晩で下がりましたが喉の痛みと何より咳が続いたのが堪えました。また新型コロナは季節性インフルエンザと同じ5類移行とはいいながら、実際は風邪症状は相当に警戒されます。私が内科クリニックに行き風邪症状と告げただけで保険証の提示も求められずに別室に通されました。いわゆる発熱外来で別枠扱いです。そこで抗原検査を受けて陰性と判明してから一般的な診察となりました。コロナ禍が終わったわけではないことを改めて認識させられた出来事でした。

 

次記事はこちらから。

 

secretham.hatenablog.com