しーくれっとハムのひとりごと

ROM専が時折もらす独り言です。

ぞうきんがけ

吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。

※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。

ブログ記事「たおるもどうぞ」の続きです。当然?下世話な内容です。

正確には下世話な事を真面目に考察した結果、少しお下品かもしれません。

(*_*)

secretham.hatenablog.com

イアソンとの壁を使った絡みの後は単行本版では

"すえた臭いが、そこら中で淀んでいた。"

吉原理恵子著「間の楔」(光風社出版)P152より抜粋

 

後に加筆修正された文庫本版では

”壁に、床に撒き散らされたリキの●液の異臭だけがそこら中で淀んでいた。”

吉原理恵子著「間の楔2」P344(Chara文庫・徳間書店)から抜粋

 

と、描写がより具体的になったことでリキの部屋が大惨事(笑)になったことが分かります。これがOVA旧版(前編)であれば、シーツを洗濯するだけで済むので大分マシ?です。ただ、気になるのがこの後です。イアソンから解放されたガイはリキの部屋へ直行します。私的に心配なのが、ガイが来る前にリキが壁とか床とか掃除したか?です。

・・・我ながら相当に下世話、いえお下品ですが上記の(のっけから何書いてんだろ?)加筆された一文を読む度に真面目に心配?になります。

ガイはリキの首筋を見て絡みに感づき、すかさずベッドをチェックしますが壁や床はノーチェックです。

※実はこれが壁を使うメリットかもしれません(笑)。

ー ̄) ニヤッ

実際のところは、例え掃除していなくてもガイが来る頃には既にカピカピ(笑)&無臭で問題無し!なのでしょうけど。

※ガイがスラムに戻ったのは正午です。

(´∀`*)ムフフ

 

でも私的には妄想してしまうんですよね。

リキが悔し涙を流しながら雑巾がけしてるのを。

(= ̄∇ ̄=) ニィ


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注)この猫耳男子は「間の楔」とは一切関係ありません(笑)。

 

<あとがき>

今回は相当に下らない内容です(しかもお下品)。でも気になってしまうのです。汚したら誰が掃除するのか?確かに汚したのはリキなので本人が掃除するのが当たり前ですけど!それから、OVA旧版でもリキはシーツを洗濯しないといけません。確か「間の楔-異聞 ミッドナイト・イリュージョン」で幼少期のリキが粗相したブロックメイトのシーツを嫌々洗濯する場面があります。

こういう場合はどっちがイヤなのか?リキ的には他人の後始末よりは自分の後始末の方がマシ?でも屈辱感は半端ないし・・・と、妄想するのは楽しいですが書いててお下品さが増すので、いい加減にこの辺りで止めておきます。

 

(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)

イアソン                 「フッ、ご苦労だったな。リキ」

リキ                         「ウルセー!てめぇが云うな!!大体、誰のせいだと思ってんだ!!!」

イアソン                 「だが、エオスに戻れば全てファニチャーに任せればいい」         

リキ                         「ケッ、またダリルのヤツにうるさく付きまとわれるのかよ」

イアソン                 「・・・・・」

(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)

最後にメタ発言の会話劇(茶番)を入れてみました。(*^-^*)

でも終わりは少しシリアスです。

 

 

 

 

 

 

余談(やっぱりきかい)

前記事「やっぱりきかい」に書き切れなかったものを余談の形で書いてみました。

secretham.hatenablog.com

最初はあとがきや追記に書こうと考えましたが、記事本文よりも長くなりそうなので(笑)、別記事にしました。全て私のアタマの中の雑多物です。

両足を切断したイアソンはついにリキを解放します。この”土壇場での最初で最後の好意”は深くリキの胸を打ちます。

でも私は記事を書きながら、あるエグい妄想が浮かびました。もしイアソンが最後の最後までリキへの執着愛を発揮したら?両足を失いながらも腕と上半身の力でズルズルと這って行ってリキの足首を掴んで捕まえたら?”お前は私のものだ、絶対に逃がさない”等と云ったら?足は無くとも腕の力や握力は全く落ちていないと思われるので這うスピードも相当に早い筈です。なのでガイを抱えたリキは絶対に逃げられません。そのままガイを巻き込み、更に外で待機するカッツェまで巻き沿いになり4人で爆●!?

Σ'ε°*!!!!

・・・でもカッツェならギリギリのタイミングで見切りをつけてエアカーぶっ飛ばして脱出しそうな気もします。ただ、ラウールへの説明が相当に難しくはなります。

・・・いくら執着愛でもこれではあまりに醜悪ですね!自分で妄想したくせにメチャ怖いです。高速で這ってくるイアソンなんて見たらリキも震え上がると思います。

ガクガクブルブル(;゚д゚)ガクブルガク

某ジャパニーズホラーに出てくる女幽霊みたいな感じです。井戸やテレビから這い出してきます。

 

と、ここでフト気づいたのが、これまた某SF映画の影響だったのです!

( ̄□ ̄;)!!

Part1のクライマックスは、金属骨格剥き出しの姿で立つこともできずに這いながらも執拗にターゲットを追い詰めるアンドロイド兵と主人公の最後の攻防です。アンドロイド兵はプレス機で圧し潰されますが、シャットダウン直前までターゲットの喉元に腕を伸ばしています。無論、これは執着ではありません。あくまでターゲット暗●がプログラムされているだけです。ホントに自分はどこまで某映画に囚われているのだろう・・・。

"(-""-)"

 

それから記事を書くうちにフト思い出したのが手塚治虫火の鳥 復活編」です。

肉体を機械へと作り替えられた人間を果たして人間といえるのか?また人間として生きられるのか?そもそも人間と機械の境界線はどこか?

私が「間の楔」(単行本版)を読んだのが中学時代。加筆修正版の「間の楔」(文庫本版)を読んだのは、ずっと後になってからです。その長い合間の高校時代に読んだのが手塚治虫の代表作「火の鳥」シリーズです。高校の図書館にいくつもの手塚作品が置いてあり、何度も借りて読んだのは今でも良い思い出です。

(*^-^*)

火の鳥 復活編」は人間と機械の狭間で苦しむ青年が主人公です。読んだ当時は彼らが辿った衝撃的な運命に驚きました。因みに私は高校時代に手塚治虫(の漫画)は決して可愛くない(だけではない)、むしろ情け容赦ない話が多いことを実感しました。

(>_<)

ただこの事が前記事に書いた「間の楔」(文庫本版)を初読みした時の印象に影響を与えたのかは定かではありません(覚えていません)。

YouTubeに解説動画が幾つもupされていたので、私個人が気に入ったものを3つ貼り付けました。

(≧▽≦)


www.youtube.com


www.youtube.com


www.youtube.com

 

<あとがき>

記事を書いているうちに雑多なことがアタマに浮かんでしまうのも、私が文章を纏められない原因の一つです。それらを全て書いてしまうとタイトルや本筋からズレてしまいます。でも全て切り捨てるのも勿体ないので今後は今回のように余談の形で別記事にするなりします。ただ私はブログ記事のタイトルを平仮名7文字以内と決めているのですが、余談シリーズは例外とします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱりきかい

吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。

※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。

間の楔」(単行本版&文庫本版)の初読み時の感覚を思い出しながら、なるべく率直に書いてみました。

"右足は膝が潰れて足首がちぎれ、左は太腿から完全にもぎ取られていた。"

吉原理恵子著「間の楔」(光風社出版)P330より抜粋

ダナ・バーンの悲劇を決定づけるイアソンの両足切断。後に加筆修正された文庫本版では更に

"その下には青い人工血液がおびただしく散って金属骨が剥き出しになっていた。"

吉原理恵子著「間の楔6」(Chara文庫・徳間書店)264Pより抜粋

の一文が付け加えられています。

 

”(中略)下半身の無残ななりは、思わず目を背けたくなるほどであった。(中略)

"「ガイは、スロープの上だ」

まるで何もなかったかのような、淡々とした口ぶりだった。"

吉原理恵子著「間の楔」(光風社出版)P330より抜粋

吉原理恵子著「間の楔6」(Chara文庫・徳間書店)265Pより抜粋

と単行本版、文庫版共に動揺するリキと対比される極めて冷静なイアソン。

これまでもリキとの圧倒的な体力差や、直前のガイを瞬く間に半●し(笑)にする場面では痛みにのたうち回るガイとの対照性も相まって、イアソンが生身の人間とは次元の違う存在であることは十分に示されてはいました。文庫本版の”青い人工血液”や”金属骨”が更にそれを際立たせ、改めてイアソンが機械である事実に気づかされます。因みにOVA旧版では”金属骨”は判りませんがイアソンの恐らく人工血液は赤色です。ダナ・バーンの両足切断の場面以外でもリキが手袋越しにイアソンの指に噛みつき、白手袋に赤い染みが出来る場面があります。

私は単行本版の初読み時は、この場面の描写に注目しませんでした。ただ、圧倒的な力を持つイアソンが一気に無力な存在となり、それを目の当たりにしたリキに「どうするリキ」(某大河ドラマのタイトルではありません)と次の展開に注目しただけでした。

★余談ながらリキへの”どうする?”の問いかけは作中でカッツェが心中でしています(OVA旧版&文庫本版)。

後に加筆修正された文庫本版で同場面を初読みし、率直に感じたのが

イアソンってやっぱり機械だったんだ

我ながら冷淡でドライな感覚です。これまた某SFアクション映画シリーズ(ブログ記事「れいこくむじひ」「ひーろーふざい」「にんげんのたて」で参照)の影響です。某映画に登場するアンドロイド兵は人工皮膚を纏い、見た目は筋骨隆々の堂々たる偉丈夫です。が、シリーズを通して繰り広げられる激しい戦闘で徐々に身体が破壊され、part1では人工皮膚が燃え尽きて金属骨格を剝き出し、part2では片腕は千切れ顔半分は金属骨の頬骨や不穏な赤い光を放つ義眼が露出する、文字通り一皮むいて現れる姿は紛れもなく機械です。また一切の恐怖や痛みを感じずに任務(Part1は要人暗殺、Part2は要人警護&自己破壊)を遂行します。

それらが記憶に焼き付いているせいか、”青い人工血液”や”金属骨”を曝け出し、冷静にリキに”「行け。時間がないぞ」”と言ってのけるイアソンを機械的に感じました。自身を解放するイアソンをリキは”土壇場での最初で最後の好意”と受け止めています。しかし私的には機械的無機質さから来る合理的判断であり、その冷静さを、まるで機械の感情メーターの針が一気にゼロまで下がり機能停止したかのように思えたのです。これが私の文庫本版の初読み時の率直な印象です。但し、リキが戻った場面ではイアソンの驚きと喜びを、素直に生身の感情として受け入れられたのですが。今考えても何か不思議です。

注)全て私が抱いた勝手な印象ですのであしからず。

 

<あとがき>

今回の記事を書きながら、我ながらイアソンを冷淡な目で見ていたことに驚きました。そして某SF映画が自身に与えていた影響の大きさも。

私自身は間違いなくごりごりのイアリキ至上主義(笑)です。二人の恋愛(絡み込)に常にヨダレを垂らしています。(^q^)(^q^)(^q^)

でも全く別の考え方をする自分が同時に存在します。やはり想いを文字にすることで見えてくる自分や客観視できる様々な事があるので、筆不精ではありますがブログを書くのは続けていこうと思いました。

★この記事を書くときに浮かんだ雑多な考えを次記事にまとめました。

secretham.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

ざせつのあじ

先日、久しぶりに自宅のBlu-rayプレーヤーを確認しました。録画一覧画面にズラッと並ぶTV番組。ホントに「いつでも出来る簡単に出来る」と思うと却って何もしなくなることを改めて実感しました。私が筆不精なのも同じことですね(汗)。

結局は大半は観ないままに消去しました。特に映画は約2時間あると思うと気力が沸かず寧ろ憂鬱に・・・・。ホントに何でしょうね?録画予約した時は"大ヒット映画地上波初放送!!”等のフレーズに大いに煽られたはずですが。

"(-""-)"

でも例外的?に録画番組を整理する中で見つけて再度ハマった映画がありました。

「パラサイト 半地下の家族

2021年の金曜日の夜に地上波初放送されたものを録画していました。当時も観てから暫くはドハマりしました。Amazon限定特典付きの円盤も購入しました(未公開シーンや全編モノクロverも収録)。勿論、録画したものもプレーヤーのHDにロック付きで永久保存しています。

ただ最初に見たのが特別吹替えverの地上波初放送だったので円盤の吹替えの声に違和感を覚えてしまったので観る際は敢えて字幕にしています。

(-_-)ナンカチガウ・・・

 

今回映画を観てハマっていた頃の懐かしさから、また食べたくなったのが台湾カステラです。

劇中には名前しか登場しませんが、登場人物達の人生を翻弄した食べ物です。
※経緯は”パラサイト台湾カステラ”等でググると直ぐに出てきます。
この甘いお菓子は映画の登場人物達には苦い挫折の味もしれません。けれどもとても美味しいので彼らが豊かになりたいと夢を託した気持ちは何か理解できます。

(^q^)

ただ今回は私にとっても台湾カステラは少しイタかったです。前回ハマった時と同じケーキ屋さんで買いましたが何と200円も値上がりしていました(去年と今年で100円ずつの値上げ)。私がハマった理由は美味しい&お手軽価格なので正直キツいです。これも御時世ですね。

(+o+)

最後に映画について少し。なるべく具体的なネタバレなしで語ってみます。

タイトル通り、パラサイト(寄生)する低地の安普請(半地下)に住む一家とパラサイト(寄生)される高台の豪邸に住む一家のお話。公開当時は話題作でテレビCMが頻繁に流れていました。それを観て私なりにオチを予想していました。しかし実際は大違いでした。スゴい(としか言えません)ダークホース?が登場します。先ず状況的&設定的に予想は不可能です。またパラサイト(寄生)される裕福な一家が状況的に、ある意味で最後まで蚊帳の外です。誰と誰の闘い?持てる者と持たざる者?闘うべき相手は?と思いました。

 

<あとがき>

台湾カステラの他に劇中に登場する”チャパグリ”なる麵料理。私も興味を持ち何回か作ってみました。当時はYouTube上に映画の解説や考察動画が沢山upされていたのでレシピ動画も直ぐに見つかりました。そもそもインスタント(袋)麺のアレンジ料理なので私でも作れます(笑)。

私なりのトッピングはハムエッグ(半熟)&エビと野菜の炒め物です。冷凍むきエビと野菜をごま油で炒め、味付けは塩コショウとガーリックパウダー少々です。野菜は小松菜とモヤシがオススメです。映画のように高い牛肉は入れません(買えません)。ただ”チャパグリ”はどうしても2人前出来てしまうので昼夜2回同じものを食べていました。少しキツかったです(笑)が良い思い出です。

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因みに私は個人的に「ノグリ」単体の方が口に合いました。”チャパグリ”の後は暫く、週末は決まって「ノグリ」を上記のトッピング(卵はゆで卵に変更)で楽しんでいました。当時はコロナ禍のただ中で外出できる雰囲気ではなく、家で出来る楽しみを見つけていたように思います。ただ「ノグリ」は散々食べたので、今回の台湾カステラのようにまた食べよう!とは思わないのですが(汗)。

 

 

 

 

 

てぶくろはどこ

吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。

※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。

 

色々ありまして、初心に帰ろう(笑)と「間の楔」(単行本版)を読み直してみました。そこで気づいたことの一つを書きました。

手袋はどこ?

先ず単行本版ではミダスでクルージング(要はスリ)するリキがイアソンに捕まる場面、続く連れ込み館での弄び(笑)の場面でもイアソンの手袋について全く描写がありません。館を出る際もイアソンは

"イアソンが振り向きもせずに出ていく(中略)"

吉原理恵子著「間の楔」(光風社出版)P79より抜粋

だけです。なのでゴミ箱云々(笑)の下りはありません。

次に加筆修正された文庫本版ではクルージングの場面は同様ですが、続く連れ込み館では

"しかも。シルクのような手触りのする手袋をはめたままで。"

吉原理恵子著「間の楔1」(Chara文庫・徳間書店)P218より抜粋

と当初からイアソンが手袋を嵌めていたことがはっきりと描かれています。このイアソンを象徴するアイテムが最初の「間の楔」では全く描かれていないことに今更ながら驚きました。長らく文庫本版から考察(妄想)していた為に、かつて読んだ単行本版に関心が向かず、違いに気づきませんでした。

(T0T)

また、OVA旧版(前編)も私がイメージギャップを引き起こした原因かもしれません。特に鮮烈だったのがイアソンがリキの部屋に乗り込んだ場面です。イアソンがゆっくりと手袋を外すとリキのペットリングの操作する指輪が現れ、それを凝視するリキの瞳に浮かぶ恐怖と絶望、そして僅かな快楽への期待。その描写の巧みさ!!!

(//∀//)キャー!!

因みに連れ込み宿の場面でもイアソンは手袋を嵌めたままリキの両手首を掴んでいます(但しその後の描写は無し)。

 

イアソンが手袋を嵌めて登場するのは単行本版の番外編

間の楔-異聞 ミッドナイト・イリュージョン」

からです。ラストの場面(エオスでの調●)で

"いつものように、手袋越しに顎をつかまれて(中略)"

吉原理恵子著「間の楔-異聞 ミッドナイト・イリュージョン」(光風社出版)P233より抜粋

"そのとき、初めて、リキは気付いた。イアソンが手袋をしていないことに。"

吉原理恵子著「間の楔-異聞 ミッドナイト・イリュージョン」(光風社出版)P237より抜粋

とあります。

間の楔」が初めて世に出た1980年代には存在しなかったイアソンの手袋。1990年代に番外編&OVA(旧版)で登場し、それが2000年代の加筆修正版に踏襲された形です。

私はこのアイテム登場は、かつてはリキのように”荒削り”だった「間の楔」が次第に洗練されていく過程のように感じました。

注)単行本版のイアソンが素手という意味ではありません。あくまで手袋の有無の具体的描写が無いだけです。

 

<あとがき>

先ず上記は全て私の個人的見解です。正確性は担保されませんので、あしからず。

次に記事で引用した「間の楔」単行本版が発行されたのは1990年代ですが、内容は1980年代に雑誌連載された6回シリーズが書籍化されたものです。一部は加筆修正されていますが、ほぼ同一内容です。

最後に記事のキッカケは、ずばり別記事を書こうとして行き詰ったからです。

(T_T)

①カッツェ&ラウール

②カッツェ

③カッツェ&リキ

···③の時点で完全に詰みました。

(TдT) ウゥ…

その為、初心に帰り「間の楔」にイチから向き合おうと(笑)単行本版を読み返したことが記事に繋がりました。ただ手袋が登場しないことに気づいた時は驚くと同時に自身の読み込みの浅さを突き付けられた気がして本気で落ち込みました。

(´・ω・`)ショボーン

 

〈追記〉

”かつてはリキのように”荒削り”だった「間の楔」が次第に洗練されていく過程"

・・・実はこれについて私自身が何と云うか、その是非というか功罪というか、単行本版と文庫本版を読み比べて思うことが幾つもあります。現時点では到底無理ですが、いつか記事にしたいです。

なので!!今はひたすら「間の楔」読み込む、それだけです。

ガ٩( 'ω' )وン٩( 'ω' )وバ٩( 'ω' )وル٩( 'ω' )وゾ‼‼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちりざくら

昨日4/1(土)は天気も良いので京都へお花見散歩へ行ってきました。

コロナ禍の3年間は自粛に次ぐ自粛で、特に最初の1年はトラウマレベルでした。気が付けば遠出することを直ぐに躊躇してしまう感じでした。毎日ニュースで流れる新規感染者数の速報を観ては一喜一憂していました。

 

巽橋から見た、枝垂れ桜や柳の木々

なので今年こそは!と意気込んだのですが、先週の近畿地方は生憎の雨で断念しました。やっぱり私の理想は陽光溢れる中を歩きながら見る桜の木々です。

ただ、一週間も経つと桜の開花状況も変わり桜は散り始めていました。花びらが落ちて萼片(がくへん)が目立つ木が多かったです。


私には桜の木全体が赤茶けて見え、好きではありません。来るのが数日遅かった、と残念に思いました。ただ平日は仕事があるのでどうにもならないのですが。

(T_T)

★それにしても、”萼片(がくへん)”なんて言葉を使ったのは小学校の理科の授業以来です(笑)。

(#^^#)

 

でも自分なりにあちこち歩き回り

八坂神社→円山公園岡崎公園から平安神宮→琵琶湖疎水周辺→巽橋

自分なりに納得できるポイントを見つけて写真を撮りました。

今回の花見散歩の最大の目的、それはSNS(Twitter、pixiv、読書メーター)のプロフィール画像等に使用する写真を撮ることです。

その為に私の分身達(笑)を同行させ、被写体になってもらいました。

向かって右の灰色が「しーくれっとハム」です。

※このブログのタイトルです。

向かって左の茶色が「おーぷんハム」です。

Twitterやpixiv、読書メーターのニックネームです。

元は猫用の玩具としてペットショップで売られていました。私が毛色の違うこの二匹を自身の分身にしようと即、購入して命名し現在に至ります。

名前から連想される通り「おーぷんハム」は表の顔で、「しーくれっとハム」が裏の顔です。ぬいぐるみの顔も良い感じで片方が目もパッチリしていて、もう片方が哀愁があるというか、しょぼくれています(笑)。

なので裏の顔「しーくれっとハム」はサングラスに隠れたり、後ろを向いています。でも内向的で内にため込む性格のせいか、考え方は「おーぷんハム」より悲観的で時に下世話だったりします。

それをこのブログでどこまで書くのか(書けるのか)、先ず本体である私(笑)が作文下手で筆不精なのでアタマで考えて(妄想して)も実現できるかは未知数です。

"(-""-)"

 

<あとがき>

今回はこのブログで初めての「間の楔」以外のネタで書いた記事です。しかも最初は花見シーズンの京都観光の紀行文風?かと思いきや、後半は私自身を仮託したぬいぐるみキャラの紹介となりました。どうか彼らを宜しくお願いします!

これからも自身の二面性を彼らに託して、自分の考えや思いを発信していくつもりです。

次はまた、「間の楔」ネタにしようかな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たおるもどうぞ

吉原理恵子著「間の楔」は発表から30年以上を経ても、尚も読者を魅了する名作。

※年号にすると 昭和→平成→令和に至り、改めて感じる凄み。

今回は記事1「ねこずな!?」と同じく下世話(笑)なネタです。

正確には下世話なネタを超真面目に?考えた結果です。

(;^ω^)

secretham.hatenablog.com

ガイがイアソンに攫われたと知っても、ただ深酒するしかないリキ。その酔い覚ましにシャワーを浴びると、何とイアソンが部屋に上がり込んでいた・・・。

この場面のリキはシャワー後でバスローブ一枚羽織っただけの姿です。この後の展開が容易に予想出来るだけに、私的にはリキが身を清め床入り(ベッドイン)の準備を万端に整えてイアソンをお出迎えしているみたいでした。初読み時からの萌えポイントです。

 

(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)

リキ                         「ンな訳ねぇだろ!!」

イアソン                 「フッ、そうだったのか。私の為に・・・」

リキ                         「だから違うって!!」

(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)

いきなりメタ発言の会話劇(茶番)を入れてみました。

ただ、作中のイアソンはこの後「床(ベッド)」には入りません。リキを壁際に追い詰めます。これはイアリキ出会い時のミダスの連れ込み館の時と同じです。

その時は

”「粗野で頭の悪い雑種(クズ)を躾けるのに、どうして、わざわざ服を脱ぐ必要がある?」”

吉原理恵子著「間の楔1」P226(Chara文庫・徳間書店)から抜粋

と云ってますが、要はブロンディたるもの、

薄汚い(笑)ベッドなど使えん!!服は脱げん!!

ですね。イアソンが使うのはエオスのファニチャー達が完璧にメイキングしたベッドかアパティアみたいな高級な部屋のベッドのみ。それ以外ではやむなく壁を使う流れ?

でも自分は着衣のまま、相手だけを全●にして壁に立たせるのは何かビジュアル的にもマウントを取っているみたいで優位性が伝わります。私はこれらの場面を読み返す度にヨダレを垂らしています。

(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)

 

・・・ただ、何度ヨダレを垂らそうともある素朴な疑問(ツッコミ)が頭から離れません。

イアソン、服汚れるよ

人工体のイアソンと違い、リキは生身の人間なので絡めば様々な生理現象があります。着衣で密着すれば、絶対あれこれと(笑)付着する筈です。因みにリキの部屋を出た後のイアソンは、カッツェが待機してる車(エアカー)に乗り込みました。カッツェが何か、例えばニオイとか感じたりしたのかが気になります。ただ、例え気づいても何も云えないのがカッツェです。

(´Д`)

後はイアソンが告げた行先はパルテアですが、流石にその恰好でパーティー等に出席するとは思えません。元から会場(控室)で正装に着替える予定があり汚れても平気だった?

(?_?)(?_?)(?_?)(?_?)(?_?)

そこから派生して、更に気になるのがイアリキの出会い時です。イアソンがミダスでクルージング(要はスリ)をしていたリキを捕まえた時、ラウールが同行していました。イアソンはラウールに急かされますが、リキに対する気まぐれからラウールを先に行かせます(この時のラウールの忠告は無駄に終わりました)。そしてリキと連れ込み館へ向かい、間違いなく服が汚れる展開となります(先ず膝の辺りが確実です)。作中では部屋を出る時にゴミ箱に●液で汚れた手袋(笑)を捨てていますが、それで大丈夫?

イアソンとラウールのこの後の予定は分かりませんが、やはり着替える予定があったのかもしれません。でもカッツェの車に乗り込むのとは違い、イアソンはミダスの通りを歩く筈です。その恰好で?

(?_?)(?_?)(?_?)(?_?)(?_?)

以上が私の長年の疑問(ツッコミ)でした(笑)。

でも、数年前に初めて「間の楔」(OVA旧版前編)を観た時にこれらのモヤモヤが一部ですが解決しました。

冒頭の連れ込み館(OVA版は安宿ぽいです)の場面はイアソンは着衣のままで壁を使いますが、リキの部屋の場面ではイアソンがしっかり脱いでくれます。

(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)

ただ些末事ながら気になるのがイアソンが無造作に服を床に脱ぎ捨てている事です。屋内では靴を脱ぐ現代日本と違い、屋内でも靴を履く文化圏?と思われるので床は泥や土埃が溜まっていそうです。

※ケレス(スラム)自体が治安の悪さでインフラ整備に遅滞が生じ、道路等の舗装状態が悪そうです。なので室内に持ち込まれる汚れも多いと考えられます。それにリキがマメに床掃除するタイプには見えません(笑)。

なのでやっぱりイアソンにツッコみたくなります。

イアソン、服汚れるよ 

※先程よりは小さなツッコミです(笑)。

でも、その後は遠慮なくリキの部屋のベッドで互いに全●で絡みます。やっぱり、こうでないと!!

(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)

なのでイアソンにはこのまま、絡みの後も図々しく(笑)リキの部屋のシャワーを使ってもらいたいです。服だとあれこれ付くと厄介ですが、素肌ならシャワーでザっと流せば、あっと言う間にキレイになります。

当然、身体を拭くのにタオルもどうぞ です。ついでに長い髪を乾かすのにドライヤーもお使いください(笑)。

 

この「いらすとや」さんのタオルはフワフワしていますが、実際のリキの部屋のタオルは使い古しててゴワゴワしていそうです(笑)。

 

余談ながら、OVA旧版でもカッツェが車で待機していますが、主がサッパリして戻ってくるので安心です。

(^o^)

 

(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)

リキ                         「勝手に使わせてんじゃねぇ、チクショウ!!」

イアソン                 「シャワー室が狭い上に水圧が弱かったな・・・。」

リキ                         「ウルセー!てめぇも勝手に使って文句云ってんじゃねぇ!」

イアソン                 「それからタオルも傷んでいたぞ。もう捨てておけ。」

リキ                         「余計なお世話だ!!!」

(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)(〃▽〃)

 

またもやメタ発言の会話劇(茶番)を入れてみました。

注)OVA(旧版前編)でイアソンがリキの部屋のシャワー等を使用したかは描写が無いので分かりません。なので、あくまで私個人の希望(妄想)に過ぎませんのであしからず。

 

<あとがき>

今回は下世話な事を大真面目に考察する、をテーマに書いてみました。

 

"壁の前で着衣で絡む"

これ自体はBLに限らず、恋愛モノでは定番なシチュエーションです。映画だと更に臨場感とスリル感が増して観ると結構ドキドキします。

((((o゜▽゜)o))) ドキドキ♪

例えばパーティー会場で男女の視線が絡み合い、互いに目くばせして会場をこっそりと抜け出す(この時に誰かが気づいて後を付けたりしたら更にサスペンス感も増します)。

向かう場所は女性トイレの個室が定番です。何しろ四方を壁で囲った密室です。

観ている方もピーピング(覗き見)感が味わえます。

 ̄ー ̄)ニヤリ

そして絡みが終わると、男女は別々に会場に戻ります。その別れ際に交差する視線の切なさ・・・

女性が会場に戻ると友人(同じく女性)が"「どうしたの?具合でも悪いの?」"と尋ねたりします。当然”「何でもないわ」”と答えますが、友人の顔は怪訝そうなまま・・・

この時、友人は気づいたのか?気づいていないのか?

この時の心理戦めいた緊張感が堪りません。

(;¬д¬) アヤシイ

 

と、以上が鉄板ネタだと思われます。

※何の映画が元ネタなのか分かりませんor覚えていません。もしかしたら複数あるかも知れません。

でもシチュエーション的には萌えても、私は現実的な問題に目が行くタイプみたいです。なので「間の楔」でも気にしまくっています(笑)。それから、この記事には本当は続きがあります。書くかどうか迷いましたが、タイトルに沿った内容に留めました。続きは別記事で書く予定です。ただ、次回になるかは分かりません。2回連続で下世話なネタはちょっと気が引けます(でも思い浮かぶし書きたくはなるのです)。

( 〃▽〃)