「はじめてのBL展」も本日7/16(日)まで。自分が行った時のことを思い出すと何か感慨深いです。
(-_-)シミジミ・・・
と、いう訳で前回記事「じゅねたんぼう①」の蛇足(笑)から書いていきます。
CB『JUNE』とルビー文庫の関係についてで長年の謎が解けた訳ですが、思い浮かんだのが極めて個人的な恨み(笑)です。
それはずばり「間の楔」も挿絵を入れろー!!WWWWWWW
光風社の単行本版では表紙のカラーと口絵でしか道原かつみ氏のイラストを見る事ができません。勿論、雑誌連載時のイラスト全収録するのは不可能ですが数点だけでも載せて欲しかったです。同じ光風社の単行本でも「神の子羊」は挿絵ありなので。
では恨み言(笑)はここまでにして続きを書いていきます。
(^-^)
次のCB『JUNE』の思い出では吉原理恵子氏&ごとうしのぶ氏がコメントを寄せています。私はごとう氏は全く読んだ事が無いのですが爽やか系と認識しています。なのでドロドロ執着系の吉原氏とは対極のイメージです。因みにごとう氏のCBは”『JUNE』生まれ『JUNE』育ち、ただし異質。というのが『タクミくんシリーズ』です。ということを、近年知りました。”で始まります。
そして吉原氏のCBではJuneにハマり"なんだかもう頭の中の妄想菌を吐き出したくてたまらなくなって編集部に勝手に自作小説を送りつけて今に至る"そうです。確かに妄想が膨らむ様は菌の増殖と似ているかもしれませんね。加速度が半端ないですし(笑)
この自作原稿を編集部に送ったエピソード自体は加筆修正版「影の館」(Chara文庫・徳間書店)のあとがきでも語られています。私はその逸話を初めて知った時に感じたのが(何かリキみたい)でした。リキの性格の一部は、もしかしたら作者自身が反映されているのかもしれません。そして雑誌連載版及び単行本版から年月を経て書かれた加筆修正版でリキ(やその他のキャラも)性格に若干の変化を感じました。これも作者自身の成熟が関係しているのかな?と。
注)全て私見ですのであしからず!!
・・・少し話が横道に逸れたので(汗)、話を「はじめてのBL展」に戻します。
次は元編集長の佐川俊彦氏のCB中島梓先生・竹宮惠子先生&竹宮惠子氏のCB増山法恵さんという存在です。佐川氏は”お二人ともアイディアは出してくれますが、編集に口を挟むことはありませんでした。"と述べています。Juneから始まる後のBL小説&漫画の今日の発展は各人の活躍や貢献だけでなく、互いの信頼感も大きかったように感じました。竹宮氏のCBからは増山氏が竹宮氏の創作において、いかに大きな存在であったかが伝わってきます。その増山氏は2021年に永眠されました。因みに私は訃報をネットニュースサイトで知りました。私は増山氏が書いた「風と木の詩」(竹宮惠子)の続編小説「神の子羊」の存在を知り、古本屋で一年半も探した思い出があります。当時はインターネット自体は存在していましたが自宅には無く、何より私自身が情弱でした。
(+o+)
そのCBの下に展示されたのが増山氏の作品群。小説June掲載版「神の子羊」が表紙ページで見開かれたものもありました。それ自体は写真撮影NGでしたが、私が持っている単行本版には載っていないイラストでした。挿絵は竹宮惠子氏なので全部見たいなと思いました。でもその為には掲載号を全て買わないといけないで流石に敷居が高いです。
(*_*)
また中島梓(栗本薫)氏と竹宮惠子氏の作品群もBLであるなし関係なく幾つか展示されていました。これまた写真撮影はNGでしたが、栗本薫(中島梓)氏「終わりのないラブソング」の手書き原稿も展示されていました。ただpartⅢの表紙の原稿だったのが残念です。もし本文の手書き原稿なら(この文章憶えてる!)とワクワクできたかもしれないので。
でも「紫音と綺羅」の創作ノートが展示されていました。これは昔に一度読んだだけなので今は内容自体を殆ど覚えていません(泣)。ただ作品がリレー小説で上巻は一章ごとに書き手が違っています。「間の楔」の吉原理恵子氏が書いた章もあります。それを思い出すと何か興味が湧いてきました。
(*´∀`*)
次のCBがJUNEと耽美文学です。これは批評家の石田美紀氏(BL評論の著作有り)によるものです。やはり中島梓(栗本薫)氏と竹宮惠子氏の果たした役割の大きさについて述べられています。Juneとは中島(栗本)氏の文学と竹宮氏の少年愛マンガの”邂逅から生まれたハイブリットな表現”とのことです。
では再びここで一回終えます。続きは次回?とします。
<あとがき>
前回と変わらず何をどこまで書いて良いのか迷いました。それから私は写真音痴なので、せっかく写真撮影OKの展示物も多数にあったのですが今回の記事に使えそうな写真がありませんでした。文章も絵もダメで写真のセンスもないなんて、ホントに自分は芸無しだなぁ~と記事を書きながらため息が止まりませんでした。でも!!吉原理恵子氏ではないですが、私も妄想菌自体は持っているので下手でスローペースながらも表現していきたいです。
それから途中でフト「間の楔」の考察めいた内容が入りましたが、これもいつか何らかの形で記事にできれば、と考えています。
(*_*)
次回へ続きます。